俺22歳、アイツ3歳2ヶ月
彼女に案内されてついて行ったビルの中には

モダンな食器ばかりを集めた雑貨店や

アジア風の店など、いろいろなshopが並んでいる。



その並びの昔風の造りの店に溢れんばかりの駄菓子が通路に向けて所狭しと並んでいた。



レトロな看板にレトロなポスター。


子供のころ喜んで買って食べた駄菓子が今も変わらないパッケージで並んでいる。



「なつかしぃ~。」


ついついそんな言葉が駄菓子を手に取るたびに出てしまう。



彼女と一緒に小さい頃に食べたお菓子の話で盛り上がる。



そんなたわいも無い話のお陰で彼女との緊張感が和らいでいくのがわかる。



そんな懐かしさに浸ってる二人をよそに優は

小さい子供用のカゴに片っぱしからお菓子を入れまくっている。



顔はマジだ。



コイツはなんでもきりがないなぁ・・・。












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