不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「な、なんで……」
「あのとき、俺が緒川さんに声かける前、部の中に入っていく清瀬さんの姿が見えたから、もしかしたらと思って」
やわらかくそう言った藤野くんとは逆に、真那からはチッ!っと小さく舌打ちが聞こえた。
「あの女、ついに本性を出して寧々をイビってるわけ?」
心底嫌そうな顔をし、真那が再び吐き捨てる。
藤野くんが「本性?」と小さくつぶいたあと不思議そうな顔をした。
どうやら藤野くんの耳には、清瀬さんが陰険だという噂は届いていないようだ。
私はとりあえず、笹岡さんと皆口さんの一件は話さずに、笹岡さんとランチに行ったことで清瀬さんに睨まれた、という一連の話をふたりに聞かせた。
「あのとき、俺が緒川さんに声かける前、部の中に入っていく清瀬さんの姿が見えたから、もしかしたらと思って」
やわらかくそう言った藤野くんとは逆に、真那からはチッ!っと小さく舌打ちが聞こえた。
「あの女、ついに本性を出して寧々をイビってるわけ?」
心底嫌そうな顔をし、真那が再び吐き捨てる。
藤野くんが「本性?」と小さくつぶいたあと不思議そうな顔をした。
どうやら藤野くんの耳には、清瀬さんが陰険だという噂は届いていないようだ。
私はとりあえず、笹岡さんと皆口さんの一件は話さずに、笹岡さんとランチに行ったことで清瀬さんに睨まれた、という一連の話をふたりに聞かせた。