魔導師の守護神
「そんなこと言ってると、また彼女に引っ叩かれるぞ」
俺の容赦ない言葉に、ディックは身震いする様子を見せた。
ディックにはシェリルという立派な彼女がいるのだ。
しかし今、ここにはその彼女の姿は見えない。
だからディックは調子に乗ったのだろうが、俺の言葉に背筋をゾクッとさせているディックがおかしかった。
しかしディックは懲りてはいないようで。
「だってアルムちゃん可愛いからさー、シェリルは今日は任務で居ないから大丈夫!」
「ほう、それでアルムを口説くのか?」
いつものように調子に乗っているディックに、俺は意地悪く笑いながらそう言った。
すると、ディックは勢いよく頷く。