魔導師の守護神


「アルムお姉ちゃん!一緒に外のお祭り行くの初めてだよね!お祭り楽しいからアルムお姉ちゃんも一緒で嬉しい!」



私が部屋から出るなり、レイちゃんは嬉しそうにはしゃいだ。


私は思わずレオンを見ると、レオンは『大丈夫だ』という視線を送って、私の頭をポンポンと撫でた。



「それじゃ、行くか!」



レオンはもう一度私を安心させようと優しく微笑んで、私達はお祭りへ向かった。





魔導師タウンの門を潜って、外の町へ出た私達。



その瞬間、私を恐怖が襲った。

私は思わず、レオンの服を握って歩いた。



怖い。

怖いよレオン。


レオンは私が服を握ったのを見て、「掴まっとけ」と言ってくれた。


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