ツンデレ専務と恋人協定
「あ、そうだ」

ヤマトはカバンを開け、何かを探している。


「どうしたの?」

「これ!栞奈、仕事したいならこれ応募してみたら?」

そう言って、1枚の紙を私に渡してきた。


「社内コンペ?」

「うん。2年に1度全社員自由に参加できるコンテスト。これに選ばれたら仕事も任せられるだろうし、遣り甲斐もあると思う」

「ヤマトも参加するの?」

「ああ、駄目元で応募するつもり」


全社員ってことは私も参加できるってことだよね?

私も駄目元でやってみようかな?

どうせ毎日暇なんだし。


「そのチラシあげるから考えてみなよ」

「うん、ありがとう」

「俺に何か出来ることがあれば、いつでも力になるから言っておいで。って言っても栞奈には専務がいるか」


専務なんか力になってくれそうにないよ。

コンペの話なんかしたら何を言われるかわかんないし。


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