バレンタインは俺の生き甲斐やっ!
そんなたっちゃんやから、もちろん今年も、そら浮かれるんは当然なんやろうけど。





………いちおう彼女を名乗っているあたしが不機嫌になるのは、神様、間違っているのでしょうか?






「おー、ミサキ、相変わらずいい飲みっぷりやなぁ」






あたしのムカムカにも気づかず、たっちゃんはのほほんと笑っている。




このお花畑男め!!





あたしがたっちゃんをじろりと睨みつけて、さらにビールをあおると。






「あれっ? ミサキとたっちゃんやんか!!」






後ろでそんな声が上がったので、あたしとたっちゃんは同時に顔を上げた。






「あれーっ、ヨシキさんにキジマさん!!

わぁ、偶然ですねぇ。

ここで飲んではったんですか〜?」






たっちゃんがいつもの人懐っこい笑顔で話しかけたのは、サークルの先輩たちだった。





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