バレンタインは俺の生き甲斐やっ!
「ほんま、しょうもないやっちゃなお前は!


たっちゃん、ミサキ、こいつ連れて帰るから、安心してゆっくりしてきや。


ほんま、すまんかったな」






ヨシキさんが申し訳なさそうにキジマさんの頭を押さえつけながら言った。






「いえ、そんな!」





「そうですよー、気にせんといてください」





「そか、ありがとな。ほな、またな」






二人はそう言って手を振り、店から出ていった。






「……………」





「……………」






沈黙が流れる。




うわ、気まず。





あたしはたこわさを箸の先でつつきながら、ちらりとたっちゃんの顔を見た。






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