最後の恋愛Ⅱ
「好きだとか愛してるだとか、言われ慣れてないんでしょ?だから、どう反応したら良いのか分からないんでしょ~、ズバリどうですか?あたってるでしょ?」

・・・

ムカツク・・・こいつ。。

確かに・・・あたってますけど!

いや、ここでムッとかした顔したら、あまりにも図星です、はいそのとおりと言ってるようなもんだ。

ここは、ここは意地で大人の対応を!

「そうねぇ、そうかもしれないわねぇ。」

しかし、日下部さんはふふんと笑って言う。

「図星ですか、森さんって、その歳で超乙女だったんですね。」

乙女って!

しかも、・・・その歳で、だと?

日下部、あんたマジで明日から覚えてなさいよ・・・

「日下部、大和をいじめるのはそれくらいにしてくれるか?」

大麦が、笑いをかみ殺しながら言う。

何だ何だ

みんなして馬鹿にして~!

私は、ふんっと鼻を鳴らして、日本酒をがぶりと煽った。

「大和?」

「すみませんね!モテたことなくて!そりゃ、私は十人並みの容姿で、別にスタイルも良くないですし?とてもとても、大麦を満足させられるとは思えませんけど?」

ああ、自暴自棄になるわ・・・

柳生さんはくっくと喉を鳴らして笑うばかり。

日下部さんも同様、何だ何だ、みんな恋愛慣れしてる女ばっかりなのか世間ってのは!
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