最後の恋愛Ⅱ
それとも私が、おかしいのか?

「俺は、大和は世界一可愛いと思うけど。」

へ~へ~

どの口がそんなことを仰るのでしょうかねぇ

そんなこと言ったら、閻魔様に舌を切られちゃいますよ?

「またまた・・・もう、そういう冗談はけっこうですので。」

本当に、他人の前でまでそういうのはやめて欲しい。。。

「森さんひねくれてるなぁ。」

その言葉に私は、イラッとして日下部を見遣った。

も~怒るよ、ほんとに!

けど、日下部さんは、いつものとおり若さゆえのチャラさでにこりと笑ってすませようとする。

「恋っていうのはね、理屈じゃないでしょ?いつの間にかはじまってるもんなんですよ。そこにタイプだとか常識はないんです。あばたもえくぼなんです。」

ほほ~~~~

分かったような口聞いちゃってからに・・・

「いいなぁ、こんなイケメンに愛されてみた~い、羨ましいよぉ・・・」

・・・

そこは、まぁ・・・素直だよね。

私も、あと10歳若かったら同じように言えたんだろうな。

考えたくもないけど、あと少しで40歳になろうかって女が、好きだのなんだのって言われても、疑う気持ちが勝って当然じゃないんだろうか。。

それとも―、私は疑り深すぎるのかな・・・?

「もう、良いじゃないの森さん。」

口を開いた柳生さんの言葉に顔を向ける。
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