最後の恋愛Ⅱ
大麦の指が、指先が・・・ブラの上に到達した。

びくりと身体が反応してしまう。

触れる指

手のひら

熱い吐息・・・

色んなものに頭の中が侵食されていく。

――その瞬間、

しまった・・・と思った。

今、着けてるブラ、お気に入りのものでもななんでもない。

使い古した、くたくたブラだ。

もっと可愛いのも綺麗なのもゴージャスなのも持ってるのに。

・・・

大麦は、どういうのが好きなんだろう。。。

どうせなら、お気に入りのやつを着けとくんだった。

いや、違うって!!!!

そういう問題じゃないだろう、私!

しっかりしろ!

ああ・・・

だけど、そのなぞるように触れる大麦の指先が、合わさった唇と同じくらいに気持ちよくて・・・

「ん・・・」

不覚にも、思ってしまう。


もっと―

もっと、ちゃんと、触って―

触って欲しい・・・
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