最後の恋愛Ⅱ
そこまで・・・する?

私の分は、ないと?

自分で買って来いと・・・?

そこまで、しちゃう?

「ふぅぅぅん・・・」

重低音で呟いて、私はふたりの傍から離れた。

買います。

もとより、買うつもりでしたから問題はありません。

けど・・・

何だ?

さっきまでの哀しい気持ちが、今、いきなり、憤りに変わってきつつあります。

・・・

如月さんを弥生って呼んでみたり、私のことを苗字呼びに変えてみたり、果ては、チケットを私の分だけ買わなかったり・・・?

ちょっと・・・卑怯じゃない?

卑劣じゃない?

陰険じゃない?

ズルさ通り越して女々しくない?

なんか・・・

なんか、もうどうでも・・・良くなってきちゃったな・・・

「も・・・帰ろっかな・・・」

私は、ぽつりと呟いた。

何か、あんな奴のために一矢報いてやろうとしているのもアホらしくなってきた。

大体、何で私がこんな仕打ちを受けないといけないわけ?

そもそも、今日は遊園地で遊ぶために来たわけじゃないよね?

今日という日は、決戦の日のはず。
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