最後の恋愛Ⅱ
「そ、そんなの弥生に断りなく勝手に決めないでよ!」

「ダメ、もう決めたから。いいよね、大麦?」

大麦は呆気にとられていたみたいだけど、くすっと笑って言った。

「いいんじゃない?」

あくまでも余裕だな。

しかし、それもいつまで持つかな・・・?

新生、ネオ大和を思い知るがいい!

「・・・まぁ、いいけど。そんなの弥生が勝つに決まってるし。ねぇ、隼人さん?」

「さぁな。」

大麦はふっと微笑んで言う。

負けない。

絶対に負けない。

「・・・。」

そう、そのために―

私は、大麦の左腕に手を伸ばして、その腕を絡めとって、言った。

「っ・・・は、やと・・・っ。」

くああああああ

恥ずかしい!

大麦を「所長」と「大麦」という呼称以外で呼ぶことがこんなに恥ずかしいとは!

顔が熱い!

だが、とりあえず左腕は死守だ!

顔を見れないけど、・・・嫌な顔されてるかもしれないし・・・

見れないままで良い。

恥ずかしすぎるし、燃えそうに顔が熱いから、一旦このままで!
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