最後の恋愛Ⅱ
けど、そんなのどうだっていい。

そんなこと、気にならない。

気にしていられない・・・。

「いい加減にしてってば!」

ふう・・・

「ぷぁ・・・」

私は、大麦から、ようやく唇を離した。

ぺろりと舌なめずりして、それから、大麦を見つめる。

大麦も、じっと私を見つめてくれている。

焼け付くように、熱い眼差しで。

大麦も、私と、同じ?

同じように、求めてくれてる・・・?

好きだって、愛してるって・・・いつもみたいに、強引に奪うように・・・

言って・・・

好きって・・・

「見つめ合ってないで、下りなさいよっ!」

は~~~~~っ

もうっ、そういう場合じゃないんだってば!

苛立って呟いた。

「五月蝿いなぁ、分かったってば・・・。」

それから、大麦を見つめて、小さく首を傾げて言う。

「下ろして・・・?」

大麦は、ふっと微笑んで頷いた。

「はい。」

従順に応じて。
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