最後の恋愛Ⅱ
6・7人のそういうお友達がいたって事実と、半年間の禁欲生活があったという事実。

そのふたつを突きつけられて、呆然とする私に大麦は更なる追い討ちをかけるように言った。

「信じて欲しい。俺は、お前が初恋だから。」

カカカカ・・・

顔から火が出るってくらいの熱さに思わず大麦から顔を背けた。

さっき、泣いてた大きなコドモは目じりに涙を溜めたまま、言った。

「キスしてイイ?」

「へ?」

「仲直りのキス」

え、いやいや

仲直りのキスって

いうか、私はまだ許しますともなんとも言ってないっていうか、おい、もう口塞がれちゃってるよ。

・・

そうか

なるほどね

そんだけ、訓練積んでたら、キスも上手くなるわな。

ん・・・?

私は、大麦の手が、自分のお尻にあることに気付いた。

いや、普通気付くと思うけどね。

いくら、禁欲生活が長かったと言っても、こんな往来でキスしつつ尻を揉むとはどういう了見だぁ!

「ん、むむ、ま、待って!」

唇を何とか引き剥がし声を上げた。

「ちょ、所長!どこ触ってるんですか!」
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