最後の恋愛Ⅱ
っていうか、いつの間に私は抱き上げられてるんだ?

「どこって、お尻。」

「それは分かってますっ!誰の了解をえて触ってるんですかって言ってるんです!」

「ああ、ごめん。お尻触ってもいい?」

「って、許可をとれば良いってもんじゃないでしょう!」

「難しいな。どうしたら触らせてくれる?」

触る前提かい!

もう、夫婦漫才じゃないんだからさぁ

つか、私は怒ってたんだよ!

「とりあえず、下ろしてください。」

「え~」

「え~じゃない。何で不服げなんですか。」

コドモなのか大人なのかどっちなんだ。

もうっ

ふう・・・・

何か、ようやく冷静になったな。

っていうか、大人の男の人の泣いてるとこなんか、はじめて見たかもしれない。

そう思って、大麦を見上げる。

大麦はにこっと微笑んだ。

「許してくれた?」

「・・・っ」

思わず言葉を詰めて、顔を背けた。

「さっきの彼女、とは、どういうご関係だったんですか?」

どういうって・・・

分かりきってるんだけど、どうしてだか、口が勝手に動く。

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