最後の恋愛Ⅱ
私は、腕を伸ばし懇親の力で大麦の胸板をついて身体を引き剥がして、離れた唇の隙間を縫って言う。

「ま、待て!」

大麦は私の唇を舌先でなぞり、眉間に皺を寄せて首をふった。

「やだ、待たない。」

って、再び唇を塞ぐ。

ううう

だめだって思ってるのに

昼間っから、何をしてるんだ私!

こんなだらしない男とは御免だ!

っていうか、何回修羅場るのだ!

いやだいやだ!

もう平和な恋愛をしたいんだよ!

冒険はいらないんだよぉ!

あああぁぁ、こんなこと許してちゃ、もう戻れなくなるぅ。

戻れなくなっちゃうよぉ・・・

はぁはぁ

息を上げて、ようやく唇が開放される

正直・・・

キスだけでこんなに気持ちイイのは、はじめてだ。

凄すぎるぞ、大麦。。

「もの欲しそうな顔になってる」

もっ

そういうことを言うなっての!

っていうか、そうか

そういうことをあらゆる女に言ってのけてきたんだな。

この変態め!

「そ、そんなことないですっ!」

そうだよそうだよ

っていうか、そんな顔にさせたのはあんたでしょうが!
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