最後の恋愛Ⅱ
「こ、こんなとこで!」

ハルとだって、それよりも前の男とだって車の中でなんてしたことないっ

っていうよりも何流されそうになってるんだ私っ

「やっやだ、本当にやめてくださいっ!」

じたばたと手足をばたつかせて大麦に抵抗する

大麦はぺろっと私の唇を舐めて、ひざを開くと、両手を頭上にからめとった。

「ちょっとだけ」

ドクンっ

見たことのない大麦の男の顔に、胸がはねる

やばい

こいつ、本気だ

服の中に手が滑り込む

それはものすごくスムーズな動きで。

もはや、その冷たい手はブラに到達している。

やばいよやばいよ

あの、某有名リアクション芸人並に、私の頭の中を何度も繰り返すその言葉。

ちょっとだけって、どんだけだ。

どこまでヤる気だ、大麦!

「ま、待てっ、待てってば、落ち着け大麦っ!」

私の必死の叫びも空しく、ソノ気になった大麦を遮る術はない。

「隼人、だろ?」

そういう訂正はいいから!

うおおおお、ヤられる!

このままだと、ヤられる~~~!
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