最後の恋愛Ⅱ
危機的状況

シグナル鳴りまくりの非常事態発生。

誰か助けてくれ~っと、叫ぶ私の心に呼応したのか、その時

大麦の指が、私のブラホックを外しかけた、その時

トントン

窓ガラスを叩く音に気がついた。

・・・

はじめは聞き違いかと思った。

大麦のでっかい身体が邪魔して窓がしっかり見えないからだ。

トントン

再び聞こえた窓を叩く音。

ようやく私は聞き間違いではないと自覚した。

と、同時に激しい羞恥心。

やややや、やばい!

こんなの誰かに見られたら、マズすぎる。

もう、ここのレストラン来れないじゃないのさ!

「お、大麦、大麦!」

「隼人って呼べって言ってるだろ?」

「そんなこと言ってる場合じゃないって、誰かいるんじゃない?」

「え―、そんなこと言って・・・」

大麦はしぶしぶ窓ガラスの方を見遣った。
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