最後の恋愛Ⅱ
「申し訳ございません。」

そうだね、そうとしか言いようがないよね。

「娘が、先に君に会いに来ていたと思ったが?」

あー、やっぱりお父さんも知ってたってわけか。

そうだよねぇ

あんな感じで周りから固めていこうってするくらいなんだし、相当沈んでたんだろうな。

如月さん、まだ若いし、辛いよね。。。

って、ライバルの気持ちが分かってどうする私!

「弥生さんとは、もう終わっています。」

はっきりと言う大麦に対し、部長は一歩も引かずに言う。

「娘はそうではなかったようだが?」

「はっきりと、伝えたつもりでしたが。」

「君は、悪いが誠実さに欠ける男のようだね。私のかいかぶりだったのか、だとしたら非常に残念だよ。若いのに、なかなかヤル男だと期待していたんだが。」

おお・・・

怖い

怖いよ

大丈夫?

大丈夫かな?

そりゃここで私が出て行くべきではないということくらいは分かる。

ここで、いや大麦とは付き合ってませんって言っても、何の説得力もないだろう。

うう・・・

どうにか、この事態を脱却できる方法を考えないと―。

「君には失望したよ。」

出た!

出ました、失望!

この後に来る言葉は想像できますよ。

あ―

大麦が首になるくらいなら、私が・・・
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