最後の恋愛Ⅱ
「パパ」

ん・・・?

パパ、とこの状況で呼ぶのは一人だけだ。

だって、まぁさすがに、大麦の子供じゃないだろうし。

そうか、そりゃそうか。

どうして、ここに統括部長がいるのかを忘れてたよ。

連れて来たんだね。

如月さんが。

驚くけど、間違いなく後をつけたんだね?

こ・・・

怖いっ!

今の子ってみんな、こんななの?

ついていけない~

「許してあげて、パパ。」

「だが、弥生」

如月さんは、部長の腕に腕を巻いて、大麦を見遣る。

「隼人さんが、他の女の子のところに行くのは、これがはじめてじゃないもの。」

おおおおおお

そうだった

そうだったね

大麦はそういう男だった。

「私、それを理解したうえで、付き合ってたから・・。隼人さんが、今、誰と一緒にいても、・・・嫌だけど、仕方ないと思うの。」

「何ていじらしい。」

いじらしい?

部長、いじらしいっていうか、しらじらしいじゃないですか?
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