自惚れ男子の取説書【完】

「それ効くけど何か食った後のがいいからな。飲んどけ」

「あ……」


だから、なのかな。

胃に優しいものを多めに作らせたのも、最初から私にこれを飲ませるため?だから引き留めて、私にも食べるように促したの?


「ありがとう…ございます」


あぁもう…本当にこの人は不器用に優しい人だ。
強引な所もあるけど、結局全部はこの人なりの気遣いに繋がってる。

優しさに触れ頬が緩む。渡された缶を思わずぎゅっと両手で包みこんだ。

「ふふっ、今日小田さん…なんか優しいです」

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