ご近所さん的恋事情
「ここから5分くらいかな」


「近いね。じゃあ、少しくらい酔っても平気で帰れるね」


二杯目のビールも空に近くなっていたから、酔うことを渉は心配した。瑠璃子の顔色は変わっていないが、顔に出ないタイプなのかもしれない。

知り合ったばかりの瑠璃子だが、どんな酔い方をするのか興味を持った。

今、見ている限りで陽気になるように思える。


「キャベツ、お代わりできますか?」


「はいよ。同じ量でいい?」


「いえ、こちらと同じ量でお願いします」


瑠璃子は渉のキャベツを指差した。渉は瑠璃子の爪を見た。きれいに整えられていて、ネイルはしてないが、磨いているのか輝きがあった。

メイクもベースはしっかりしているが、アイメイクなどポイントメイクは濃くない。ナチュラルメイクかな…年上のきれいなお姉さんだと思ったけど、美味しそうに食べる顔はかわいい…渉は新しく置かれたキャベツを美味しそうに食べる瑠璃子の横顔をまじまじと見た。
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