ご近所さん的恋事情
男の人の前で裸になるのは何年ぶりだろう。頭の隅で年月を数え始めた。だけど、最後まで数えることは出来なかった。渉の手と口と肌が余計なことを考える暇を与えなかった。


「瑠璃子さん、きれいだよ。いっぱい感じて」


色気のある男の顔は瑠璃子の鼓動を早くさせ、体中を熱くさせた。


「ああ、もう…だめ」


攻められ続け、与えられる感覚に降参を求める。


「瑠璃子さん、こっち向いて。俺を見て」


言葉を発することが出来なくなっている瑠璃子は潤んだ瞳で渉を見つめた。


「その顔、そそるね」


「もう…無理…」


瑠璃子は渉の顔を引き寄せて、耳元で囁く。


「お願い…」


最後を頼んだ。渉は、そんな瑠璃子を楽しそうに見て、お願いを聞き入れた。繋がる腰の動きを早くする。渉も限界に近くなる。


「ああ!」


一緒に絶頂を迎えることは幸せを感じる瞬間でもある。


「愛してる」


「うん、私も」



< 66 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop