ご近所さん的恋事情
朝、先に目覚めたのは瑠璃子だった。渉の温かい胸にそっと口づけて、ゆっくり体を起こして、着る物を探す。


「瑠璃子さん」


「あ、起こしちゃった?ごめんね」


瑠璃子がもぞもぞと動くとベッドも揺れる。その振動で渉の目が覚めた。まだ着る物を探せていなかった。


「もう少し寝ようよ。今日は休みでしょ?」


「うん」


引き寄せられて、再び渉に寄り添う。触れ合う肌と肌が心地良い。


「ねえ、ここで一緒に住んでもいい?」


「え?」


「結婚しようよ」


プロポーズするにはまだ早い。二人の交際期間なんてほとんどない。だけど、瑠璃子と暮らす未来は想像出来ていた。きっと楽しい未来だ。

瑠璃子も同じ思いだ。渉と結婚したら、楽しいし、幸せになれる。迷うことは何もない。1人で暮らすために買ったマンションは二人でも十分暮らせる大きさだ。


「うん」


見つめ合う二人は永遠の愛を誓う優しいキスをした。
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