【短編】甘い香り-修学旅行-
コンコンコンッ…!!

ドアをノックする激しい音が聞こえて、ドアを開けた。

そこには友達の、のんちゃんや、優香がいた。

「大変やっ!!榊原さんが、自殺しようとしてる!!」

のんちゃんの言った言葉に、速反応する梨華。それと違ってあたしは、フリーズしていた。

榊原さん…もう、二度と聞かないと思ってた名前。

「悠季っ!!」

梨華があたしの名前を呼んだ。

「何ポケっとしてんねん!!はよ、止めに行くでっ!!」

梨華に腕を引っ張られ、あたしたちは、ホテルの屋上へ向かった。

「…亮太」

屋上は、今にも飛び降りそうな榊原さんと、それを必死で止める亮太がいた。

あたしは何故か涙が溢れた。
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