鈍恋diary
「1本で勝ちだし気にすんなって」
「ごめん…ありがと」
最後にまたやっちゃった。
勝ちは決まっても、なんか貴史君に迷惑掛けてばかりで申し訳なくなる。
「タカ〜、コレ決めたら邪魔しないけど、外したら1日付き合ってもらうからな」
「スプリットカバー全部ミスったヤツが言うなよ」
「史華ちゃん、今度は取れると思う?」
普通に考えて、取るのは難しいと思う。
でも…
「貴史君なら取れると思う!…だから、えっと…頑張ってね」
「バカ…いきなりそんなこと言われたら調子狂うだろ」
「あ…ごめん」
つい余計なこと言っちゃった。
「史華ちゃん、タカがコレ取ったらまたデートしてやってね?」
「へ?デート??…え、あ…違います!そなんじゃないですよ?」
デートしてると思われてたとか、今気付いた!
ただのお詫びで、全然そんなんじゃないのに…
「焦りすぎ…龍樹もあんま史華からかうなよ」
ポンッて頭を撫でられて、ドキッとした。
なんか、貴史君の表情がすごく優しく思えて…
笑うとやっぱり可愛い。