もしも私がーcasket in cremtion。

「幟呉さ――」

 何かを聞こうとするが、ギャル風の女の子に腕を掴まれた。

「ちょっとぉ!痛いじゃなぁい!押すことなくない!?」

 そう言いながらギャル風のお姉さんがにらみつけると、負けじとシャギーの子も反撃した。

「何よぉ!文句ある!?あんただって押してたじゃない!」

 すると今度はショートカットの子が言い合いに参戦してきた。

「邪魔しないでよ!!」

「邪魔してるのはどっちよ!?自分のこと棚に上げてよく言うわ!」と、ロングヘアーの子も加わった。

 そんな女の戦いを目の当たりにした幟呉は、慌てふためいていた。

「っぷっはははっ、お、おモテになるのね、お兄様!」

 それを、圭子ちゃんが爆笑して見ている。
 シドロモドロしている幟呉が妙におかしいらしい。

「相変わらずだねぇ、幟呉。」

 僕が呆れ混じりにため息をつくと、永璃ものってきた。

「だな。皆あいつが黙ってると寄ってくんだよなぁ。」

「でも、喋りだすと女の子が引いてっちゃうんだよねえ。」

「今は喋る隙がないみたいだけどな。」

 それを聞いて、僕は妙におかしくなった。
 女の子って本当、すごいよね、いろんな意味で。

「あははっ壮絶!!」

 そう笑って、僕はふとある事を思い出して、圭子ちゃんを呼ぶことにした。



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