もしも私がーcasket in cremtion。

「あんた達って、素性が分かんないから、ちょっと冗談に聞こえなかったりするんだよね。」

 思わず吐露すると、思わぬ言葉が返ってきた。

「教えてあげよっか?」

 私は驚いて

「本当!?」

 聞くと同時にしゃがみ込んで、永璃の顔をジッと見た。

「ああ、だけど、幟呉んとこにいる女子と、靭のとこに新たに集まった女子二名の名前と年齢教えて。」

 ずいぶんと変なこと聞くんだな。

「……良いけど、何で?」

「何となく。俺だけ教えんのって、何かフェアじゃないだろ?それに二人んとこに女子が集まってんのもムカつくしな!」

 サングラスの奥で苦々しく二人を見つめて、殴るしぐさをする。

「アハハッそうなの?」

(意外。何か子供みたい。……ちょっと、可愛い感じ?)

「まあ、俺は嬢ちゃんがいるから良いんだけどな。」

「また冗談!」

「ま、どう取ってくれても構わんよ?」

 囁くように言って、やさしく笑みを浮かべた。

「……っそ、そう、んじゃ、幟呉の所にいる子からね。」

(うっわ~!いきなりあんなこと言われたから心臓バクバクいってる!)

 私は心臓のバクバクを取り払おうと、自分に言い聞かせるように心の中で呟いた。

(まあ、たいした意味は無いんだろうけど!)

「えっと、じゃあ右から、佐波谷あゆなさん十九歳。」

「ああ、あのギャルっぽい姉ちゃんか。」

「え?」

「いや、こっちの話。どうぞ、続けて」

「あ、うん? んで、あゆなさんの横にいるロングヘアーの子が伊藤ユリカさん十七歳で、次のシャギーが宮城栞さん十八歳。次は、ショートカットの小林 紗枝さん十六歳。で、靭の方は左から、竹中恵さん十九歳。次が、遠藤香苗さん二十歳に、塩沢茜さん二十二歳、かな。」
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