もしも私がーcasket in cremtion。
「うん……。」
「でも、だからさ、譲ちゃんに毎日料理してもらうの、結構俺は嬉しかったりしてんだよな。多分あいつらもそうだと思うけどさ。まあ、でも今度からは手伝うよ。ごめんな」
言って永璃は手を合わせた。
(何だかちょっと、申し訳ないな……)
さっき心の中で拗ねた事を少し恥じた。
――そうか、嬉しかったんだ。
そう思うと、何だか私も嬉しかった。
うん、これからはもうちょっとだけ料理の勉強もしてみようかな。
そう意気込んだところで、ふと、物悲しさがよぎった。
切ないような、悲しいような、郷愁に駆られるような、そんな想いが口をついた。
「でも、何だか不思議だな。」
呟いた言葉に、永璃が律儀に反応する。
「何が?」
「……ん?」
私は一瞬言いよどんだ。
でも、この人に気持ちを吐き出したい。そんな想いが胸を突く。
私は大きく息を吐き出し、続けた。
「私ね、この半年間、何度も何度も、あの時あんた達について行けば良かったって思ったことがあるの。何で、生きてるんだろう?って、だけど、幟呉に言われた通り、殺されるのはイヤで、自分で死ぬのも怖かった。何度も何度も夢を見たの。私が……殺しちゃった人達の夢。眼がね、空虚を映してるようで、でも私を責めているようで……」
自然と涙が出て来て顔を隠すように足を引き寄せた。
「っだからね、こんなに辛いなら、ついて行ったり、死んだ方がマシだったかなぁ?なんて思ったこともあってさっ!でも、突然あんた達が解任されて、家に転がり込んで来て、こんなことしてくれて……こんな風に話ができて……何か不思議に思ってさ、全然不思議じゃ、ないかな?」
涙を見せないように、こっそりと拭うと、永璃が私の頭にぽんっ!と手を置いた。そのままなでずにおろす。
そして言葉を選ぶように