もしも私がーcasket in cremtion。
「いや、不思議だと思うぞ。俺達は本当なら敵同士で、嬢ちゃんが目の前にいれば捕まえたり、殺さなくちゃいけない。まぁ、殺しは俺達の専門じゃねえんだけどな。俺達の専門は護衛だし、ところがドッコイ任務は解任されて、こんなことになってる。嬢ちゃんといるのは楽しいし、パーティーなんて、どうして開く気になっちまったのかも解らねぇ、だが人生なんて、そんなもんさ。不変の日常なんて有りはしねぇ、少しずつでも変わって行くもの、発見があるもんさ。こうして、嬢ちゃんが俺の隣にいるのだって、積み重なってきた〝不思議〟なのかも知んねえぜ!」
ニカッと笑う永璃を見て、何だかホッとしたような、少し暖かい気持ちになって
「クス!」
ゲラゲラって大笑いするほどじゃないけど、笑顔がこぼれたっていうのかな?
私は笑ったの。
この人はきっと、人を安心させてくれる人なんだな、って思った。
太陽みたいに眩しく元気!って感じじゃないし、月みたいに物静かで見とれるほどクールって訳じゃないけど、大地をゆっくり流れる水や、ほのかに流れる風みたいな、そんな感じの人だな。
(そう思うと、太陽は騒がしい靭みたいで、月はクール〝っぽい〟幟呉みたいね。)
私がそう思っていると、私の目の前に手紙が降りてきた。永璃が私に向かって差している。
「何?」
不思議に思いながら、手紙を受け取る。
表を見ると
「圭子へ?」
確かにそう書いてあった。
「渡そうかどうしようか、ずっと迷ってたんだ。一応敵同士だったからな。それ……嬢ちゃんの親父さんから、嬢ちゃんへの手紙だ。」
「え?」
「あの時、譲ちゃんが真実を知った日な、譲ちゃんが来る前に親父さんの応急手当は済んでたんだ」
「え?」