もしも私がーcasket in cremtion。
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「はい!好きなの取ってどうぞ!」
張り切ってケーキの箱を開けると、一番初めに幟呉が手を伸ばした。
「それ結構甘い奴だけど――」
大丈夫? 言い終わる前に、永璃が答えた。
「ああ、良いんだよ。あいつ、意外なことに甘党なんだ。」
「そうなの?」
「ああ。」
と、永璃はうなずいた。
「んじゃ、僕これ。」
次に手を伸ばしたのは靭だ。
]「それ、甘くないよ?」
「ああ、うん、良いんだ。実は僕甘いものって、苦手なんだよね。」
「ふ~ん。二人とも意外。永璃は?」
「俺? 俺は基本的に苦手な物はないな、トマト意外は。嬢ちゃん先ケーキどうぞ。」
「そっか、じゃあ、私これもらって良い?」
「どうぞ。」
返事を確認するとお皿に盛った。
「じゃ、いただきま~す。」
四人で食べたケーキはなぜか今まで食べたどんなケーキよりも、美味しかった気がする。