もしも私がーcasket in cremtion。
――翌日。
「じゃ、行って来るね。」
「そっかぁ、圭子ちゃん、今日でバイト辞めちゃうんだっけ」
寝起きで眠たそうな目を擦りながら靭が言った。
昨日連絡して、辞めたいと店長に伝えたんだ。店長には、渋られたし、私も残念だけど、事態が事態なだけにしょうがないよね。
「そう!まぁ、ちょうど給料日だし、アパートも急だけどOKもらえたし。まぁ今日一日頑張ってくるよ!」
ちなみに私は給料は手渡しでもらってる。銀行のカードがないし、つくれないから。
私が気合を入れたところに、永璃がコーヒーを片手に玄関まで来た。
「嬢ちゃん、悪いな。」
「良いって!別にあんた達が謝ることじゃないし、敵に居場所ばれちゃったんだからしょうがないって!じゃ、行ってくるね。」
「行ってらっしゃい!」
「嬢ちゃん気をつけてな!」
「うん、行ってきます!」
元気良く出ようとした時
「おい!」
「え?何、幟呉。」
「帰り、迎えに行く。」
「……はい?」
無愛想なままのいきなり発言に、私は思わず聞き返した。
「二度は言わん。とっとと行け!」
「え?あっ、ハイ。じゃ、行ってきます。」
(聞き間違いじゃないよね? 何だろう?珍しい。)
そんなことを思いながらバイト先へ向った。