もしも私がーcasket in cremtion。
その人は金髪の髪に、綺麗な顔立ちをして、優しく微笑む、〝少年〟だった。
私と同じくらいの年齢に見える。背は私より少し高いくらいだ。
少年は嬉しそうに幟呉達に駆け寄ると、はしゃいで
「幟呉、永璃、靭!良く来れたね?無事だった?」
と、3人の肩を叩いた。
すると私がいることに気がついたエリック少年は、マジマジと私の顔を見る。
「立花、圭子さんですね?僕はエリック・H・ジェファニーと申します。幟呉達から聞いています?」
そう言いながら私の前に手を差し出した。
私は軽く頷きながら「はい。聞きました」と呟くように答えると、おもむろに手を出し握手をした。
「圭子さん、とお呼びしても宜しいですか?」
「あ、はい。エリックさん」
「僕の事はエリックで良いですよ。」
やわらかく微笑む。
「はぁ、じゃあ、私の事も圭子で良いですよ。」
私が怪訝にそう言った時だった。
「僕の年齢、十四です。」
「え?」
唐突な言葉に驚いた。
「皆さん僕と会うと、まずその事を疑問に思われるみたいですから……違いました?」
「いっいえ。」
確かに、私はその事を不思議に思っていた。もっと年上だと思っていたから何だけど。
若く見えるなぁ。幾つなんだろう? と思っていた矢先の、あの言葉だったから、すごくビックリした。
まさか当てられるとは――。
ガガガガ――ガシャン!
突如響いた音に驚いて振り返ると
「え?」
鉄の檻の中に幟呉達が閉じ込められていた。
そう、私とエリック以外は。
「ちょっ、どういうこと!?」
「すみません、圭子さん。命令なんで。」
優しく微笑んだエリックの頭とお尻に、悪魔の角とシッポが見えた気がした。
(やられた!)
パッと幟呉達の顔を見ると、なぜか冷静な顔をしている。
するとエリックは私の前に来て小声で言った。