もしも私がーcasket in cremtion。

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「痛(つ)!」

突然永璃がお腹を抱えて膝をついた。

「永璃!?」

幟呉の足が止まる。するとエリックは軽く唇を噛んで呟いた。

「やはり、来ましたね。」

「どうしたの!?永璃!」

菊之側から靭が叫ぶと

「永璃を早くこちらに非難させて下さい!」

 エリックが焦り交じりに叫ぶ。

「さっきのお腹をかすめた攻撃が効いて来たんです!」

海の攻撃は、かすめただけで効く、それ程強力な攻撃なようだ。
エリックの呼びかけに「分かった」と靭が頷いた時だった。

ドォオン!

轟音と共に、永璃と幟呉がいる地面から海の手が突き抜けて来た!

「チッ!」

「おいおいマジかよ?」

今にも手に飲み込まれそうな二人は思い思いの言葉を呟いた。
その姿を見た靭は、叫びながら、駆け寄ろうと手を伸ばす。

「永璃!幟呉ぇ!!」

その時だった!

海の掌の上にいる二人の体めがけて鋭い爪が牙を向けた。
そのままその爪で押し潰しながら串刺しにしようとしているのだ。

 ベキィ―― 鈍い音が響き渡る。

「?」

首の辺りが苦しい意外はどこにも痛みを感じられない幟呉と永璃は、同時に目を開けた。

「嬢ちゃん……。」

「圭子!」

二人は手足が変身した圭子に、襟を掴まれて、天井近くまで跳んでいた。


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