コトノハの園で
――
永遠とはこういうことを言うんじゃないのだろうか。だって、そう感じるんだから仕方ない。
もうどれくらいの時間をそう過ごしたか分からなかった。
「僕だって、ちゃんと触れられるんです」
乱れた呼吸が収まった頃のこと。
「……」
「けれどさっきのは、証明するためだけにあんなことはしません」
「私、まだ確信言ってない」
「っ!! ……幻滅しましたか?」
――もう、いい――?
私は誰にでもなく問いかけた。だって、足りないのは私だって同じだ。競争したらきっと私の方が勝つに決まってるくらい。
「――しません。森野さんのこと変わらずずっと大好きです。好きな人とのキスだから、嫌じゃないから、あんなに長く――。気持ちが良くて、とんでもなく惚けてしまいました」
「っ!!」
こんなこと言う私なんて――
「――幻滅、してしまいましたか?」
とびきりの上目遣いで見つめてみると、
「いいえ。……でも、そんなに凝視しないでください……」
照れてしまって、視線をそらされてしまった。
でも、たとえ一瞬だけだって射抜かれる。その手は震えていても、充分に真実だと伝わる。
だから、