ショータロー☆コンプレックス
でも、実際にAさん以外にも泣かされた女性がいたのだとしたら、やっぱりあんな奴を野放しにしてはおけないよな。
とことん調べて欲しい。
ここまでの話を聞いた限りでは、Aさんに出会う前にあの男が、自分であんな高級な車を買ってそれを維持できるような仕事に就けていたとは到底思えない。
外車ってのは車両本体が高額なのもさることながら、給油やメンテナンスにも費用がかかるものなんだから。
それに、都内だと駐車場代だって半端ない。
それらの費用は、他の誰かのサイフから出ていた可能性が断然高い。
本人も納得ずくの援助だったのだとしたら他人が口を出す筋合いはないのかもしれないけれど、そうじゃない可能性の方が、これまた断然に高いのだ。
もし、言葉巧みにあの男に金を引き出され、あげくトンズラされて、一人途方に暮れていたり、泣き寝入りしている女性がいるのだとしたら、オレはぜひとも救われて欲しいと思う。
「……ん?」
話が一段落し、色々な事が腑に落ちた所で、オレには新たな疑問が湧き起こってきた。
「あの、ちょっと良いっすか?」
「なんだよ」
「辻谷さんの事務所では、依頼人とあらかじめ決めておいた予算をオーバーしそうになったら、ひとまず調査はそこでストップなんですよね?」
とことん調べて欲しい。
ここまでの話を聞いた限りでは、Aさんに出会う前にあの男が、自分であんな高級な車を買ってそれを維持できるような仕事に就けていたとは到底思えない。
外車ってのは車両本体が高額なのもさることながら、給油やメンテナンスにも費用がかかるものなんだから。
それに、都内だと駐車場代だって半端ない。
それらの費用は、他の誰かのサイフから出ていた可能性が断然高い。
本人も納得ずくの援助だったのだとしたら他人が口を出す筋合いはないのかもしれないけれど、そうじゃない可能性の方が、これまた断然に高いのだ。
もし、言葉巧みにあの男に金を引き出され、あげくトンズラされて、一人途方に暮れていたり、泣き寝入りしている女性がいるのだとしたら、オレはぜひとも救われて欲しいと思う。
「……ん?」
話が一段落し、色々な事が腑に落ちた所で、オレには新たな疑問が湧き起こってきた。
「あの、ちょっと良いっすか?」
「なんだよ」
「辻谷さんの事務所では、依頼人とあらかじめ決めておいた予算をオーバーしそうになったら、ひとまず調査はそこでストップなんですよね?」