ショータロー☆コンプレックス
『うん。分かった』
「それじゃあまた後で」
『はーい。またね~』
瑠美ちゃんがそう返答し、通話を切るのを待ってから、オレも静かに電源ボタンを押した。
「友達って女の子だったんだな」
すると、待ってましたとばかりに辻谷が言葉をかけて来た。
「え?あ、はい」
「つーか、彼女だろ?」
ちょっとからかうような口調で、彼は続ける。
「わざわざレストランを予約したっていうからさ、『もしかして』って思ったんだよな」
「あ、え~と……」
オレは思わず言葉に詰まってしまった。
オレが瑠美ちゃんを好きだというのはまごうことなき事実で、そして彼女の方も、今回の誘いに喜んで応じてくれたし、そして今までの態度とか言葉の端々から、こっちを友達以上に思ってくれているであろう事は何となく伝わっては来てるんだけど…。
それらが、思いっきり、オレの勘違いである可能性もなきにしもあらず。
だから今日は、その関係性を決着させるべく、企画したデートなのだ。
物理的な事もさることながら、精神面でも万全の準備を整えて来たのだから、このチャンスを逃す訳にはいかない。
「おい、聞いてんのか?」
つい自分の世界に入り込んでしまったオレに、辻谷は若干イラついた声音で問い掛けて来た。
「それじゃあまた後で」
『はーい。またね~』
瑠美ちゃんがそう返答し、通話を切るのを待ってから、オレも静かに電源ボタンを押した。
「友達って女の子だったんだな」
すると、待ってましたとばかりに辻谷が言葉をかけて来た。
「え?あ、はい」
「つーか、彼女だろ?」
ちょっとからかうような口調で、彼は続ける。
「わざわざレストランを予約したっていうからさ、『もしかして』って思ったんだよな」
「あ、え~と……」
オレは思わず言葉に詰まってしまった。
オレが瑠美ちゃんを好きだというのはまごうことなき事実で、そして彼女の方も、今回の誘いに喜んで応じてくれたし、そして今までの態度とか言葉の端々から、こっちを友達以上に思ってくれているであろう事は何となく伝わっては来てるんだけど…。
それらが、思いっきり、オレの勘違いである可能性もなきにしもあらず。
だから今日は、その関係性を決着させるべく、企画したデートなのだ。
物理的な事もさることながら、精神面でも万全の準備を整えて来たのだから、このチャンスを逃す訳にはいかない。
「おい、聞いてんのか?」
つい自分の世界に入り込んでしまったオレに、辻谷は若干イラついた声音で問い掛けて来た。