今宵、月が愛でる物語
「……………っ。……ふ、ぅー。」

失恋の痛みに溢れ出す涙が頬を伝いフェンスを握り冷えた手の甲にパタパタと落ちていく。



たくさん泣いたら、もう区切りをつけて帰ろう。



一途に想えて幸せだったじゃない。



誰かをこんなにも好きになれた。



頑張って次の恋を見つければいい。



そう、思った時だった。



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