インフィニティ(仮)
ーいずれ俺とお前は一つになる。何故ならー




ー殺戮の快感を共有しているからだー


…快感?

僕が?


ーそうだ。弥生が焼け死んだ時、転がる屍を見てお前は興奮したー


弥生を侮辱するのは止めてよ!


ーさげすんだ目で見て瞳の奥のお前は笑っていたー



ーもっと死が見たいとー


そんなわけ…っ!
弥生は…僕らの為に死んだんだ!これ以上変なこと言わないで!


ー僕らのタメ?きれいごとだな。むしずが走る。あいつもただ生きたかっただけだ。知ってるはずだあいつは…ー


止めろ!!



…弥生は関係ない。

ーあいつは自分の父親を殺した。それが全てー



違う!だって仕方なかったんだ!


ーそう…しかたなかった。生き抜くために…ー



だって!だって弥生は!


ー仕方なく殺したー






ー虐待から逃れるためにー







「やよい!」


「なぁに?」


一緒に砂遊びをしていた弥生は僕の方にゆっくり振り向いた。

時々首筋に見える生傷が痛々しく思えた。


「見て見て!」


砂で落とし穴を作ってみた。
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