君がくれた約束[続編]
「サンキュ」
秀司はそう言って少し笑う。
「ちょっと付き合ってよ」
「いいけど、何処?」
秀司は黙ったままで、私もその後を着いて行く。
すると秀司は小さなジュエリーショップに入って行った。
「女ってどんなのが好きなの?」
「リカコさんに…?」
「うん。もう本当にダメかもしんねぇけど」
寂しそうに言う秀司に私は笑顔で言う。
「大丈夫だよ」
「何で?」
「なんとなく!」
秀司がこんなに想ってるんだから、きっとリカコさんにも伝わる。
そんな気がした。
「これいいんじゃない?」
「ん?」
私が指差した指輪は、全体がダイヤで埋め尽くされた細めの指輪で、秀司は頷いて店員に言った。
「これの八号はありますか?」
「少々お待ち下さい」
店員がサイズの違う指輪を探していると、私の携帯が鳴った。
―着信 シュウ
「ちょっと電話行って来るね」
秀司にそう言って、店を出ると電話に出る。
「もしもし」
「倫子さん?もう新幹線に乗る?」
「まだ…」
「ふーん。あの人、誰?」
「友達だよ。リカコさん、何か言ってた?」