後編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
鬼(笑)の自宅の道場へ行くと


紗江さん達と健夫君が
すでに道着に着替えて少年の部の
練習が終わるのを待っていた。


ちなみに紗江さん達は合気道の道着で
健夫君は柔道着だ。


健夫君が着ると柔道着も
最新のファッションに
見えてくるわ(笑)


気持ち悪いくらい良く似合ってること。
まさにバケモノだ(笑)


陸人も少年の部で練習をしていて
同じくらいの年の子だと
相手にならないみたいで


舞さんにボッコボコに鍛えられていた


てか、舞さん強よいっ!

さすが、元日本チャンピオン。
軽量級だから動きも速く
組むスピードも速く
相手に組まれる前に
スパンスパン投げまくる。


陸人がたまらず膝を抱え込んで
防御の姿勢に入ると

息つく間もなく絞め技に入る
舞さん。


凄まじい。
可愛らしくて小柄な人なので
柔道なんて結びつかないと
思ってたけど凄まじい。


紗江さん達も呆気に取られて見ていた


が、時折健夫君をチラチラ見て


「ねぇ、最近私の目おかしいのかな」


「いや、サヤの目は間違ってない。
井上さんの弟さんみたいよ?
外科医だって。」


「井上さんと雰囲気は違うけど
やっぱ似てるね。
かっこいいなんてもんじゃないよね…
あっ!!」


サユリさんが俺らに気が付いて
2人を肘でつついて
俺らの方に向かせると


「うわっ!礼二!井上さん!!
やばっ!!3人揃ったらダメでしょ…」


「ヒェ〜!!私息が吸えないんだけど」


「まさに、バケモノ三兄弟…」


と言って紗江さん達は
ひっくり返ってしまった。


そこへ慌ててミカが
駆けつけると3人をペシペシ叩いて
生還させていた。


「あっ、ミカ……美しすぎる……」


「ま 眩しい…ミカ、美人すぎる
あんたもまたバケモノの部類だよ…」


「そんな綺麗な瞳で見つめないで…
可愛すぎて
またフラァ〜ッといっちゃいそう」


するとミカが真っ青な顔して
アワアワしながら
俺らに向かって振り返ると


「ど ど どうしよぉ〜!!!
サエちゃん達みんな
おかしくなっちゃったよ!!
レイジ達がカッコよすぎて目が変に
なっちゃって、私の事まで
カワイイだなんて!!どうしよ〜!!」


ぶっ(笑)


ぶはははは(笑)


本気で言って本気で心配してるし…


どうして俺のお姫様は
こんな無自覚でかわいいんだろう(笑)


一応顔には出さないようにしてるけど
心の中では大爆笑中の俺。


チラッと明夫君と健夫君の顔を
見ると


2人も同じタイミングで俺を見て

「礼二……ミカはいつになったら
自分がとてつもなく美人だということに
気がつくと思う?」


と、健夫君が真剣な顔してボソッと
呟いたので


「毎日かわいいって言ってるんですけど
本人お世辞だと思ってるみたい…」


「ぶっ!(笑)ぶはははははは(笑)
ミカはカワイイなぁ〜本当に!!
くっクククククク(笑)!!」


俺の言葉に明夫君が大爆笑し始めたから


俺ももう我慢ならなくて
笑いが止まらない。


「「ぶははははははははは(笑)」」


「もう!2人とも何笑ってるの??
笑ったらダメです!!今は笑い禁止です
健夫くんもだよっ!笑っちゃダメだよ!
いい?サエちゃん達がこっちの世界に
戻ってくるまで笑っちゃダメ!」


今だに意識が朦朧としてる
3人を偉く心配して
一生懸命摩りながら
真剣な顔して笑っちゃダメ!なんて
言うから


もう可愛すぎてたまらない!!


くくくくっ(笑)
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