後編 かすみ草の恋 ー大学生編ー
明夫君も健夫君も
ヤレヤレと言った感じで


俺に同情の目を向けると


ハァ〜とため息を吐く始末。


頼みの綱の舞さんは
保護者の人の対応に追われてるし


ここは俺がガシッと決めるしかねぇ


陸人をミカから引き離すと
ミカをギュッと抱き締めて
頬にキスをすると


「陸人、いつも言ってるだろ?
ミカはダメだ。ミカは俺のだから…
それにお前が18になる前に
ミカは俺のお嫁さんになる予定だから
結婚も無理だ。他をあたりな」


するとミカは真っ赤になるし
少女達は次から次へと
ぶっ倒れていった。


ありゃりゃ、やっちゃった??
少女達にはちょっとばかし刺激が
強かったかもな…



明夫君達の方をチラッと見ると


やりすぎだ
と口パクで言われた。


そしてやっと頼みの綱の舞さんが到着しすると現状を見てびっくりして


「ちょ ちょ ちょっと!!
何があったの??みんな大丈夫??」


少女達の背中をパンパン叩いて行くと
次々に目を覚まし始めた。


そして少女達に向かって舞さんが
問いかけると


1人の少女が真っ赤な顔して
俺の事を指差して


「…リクトが…この凄く綺麗な…
お姉さんにちょっかいかけてたら
この王子様が現れて…お姉さんの事を
後ろからぎゅっと抱き締めて…頬に
キ キスまでしてて…
それを見たら…胸の奥がバクバクしてきて、ドキドキが止まらなくなって……
だって、こんな王子様見たことないし…
リクトのパパも王子様だけど……
こんなかっこいい人のラブシーンなんか
見たこと無かったし……とにかく……
カッコよ過ぎて口から心臓飛び出しそう
になって、息が吸えなくなっちゃって…
はぁはぁはぁ」


そこまで言うとその少女は俺の顔を
見ながら真っ赤な顔して
また苦しそうにし始めた。



するとミカが慌てて


「レイジ!ちょっとごめんね!!」


と言うと俺の顔にタオルをかけると
少女の所へ行って優しく声をかけて
背中を摩ってあげていた。


10分くらいで少女は落ち着いた。
そして陸人を除く少年少女達は
みんなポケーッとしながら帰って行った
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