この恋を叶えてはいけない
 
駿に出逢う前まで

世界で一番大事な人かお母さんだった。


どんなに好きな人が出来ても
母を優先してきた人生。


それが当たり前だと思っていたし
これからもそうだと信じて疑わなかった。



だけどやっぱり……



「今日……
 学校終わったら、駿の家に行っていい?」


「ん。待ってる」



どんなに世間から蔑まれても
この腕を離したくないから……。
 
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