この恋を叶えてはいけない
いくら同じ事務と言っても、
あたしと知香ちゃんの担当している部署は違うので、仕事をお互いに助けてあげる、ってことは滅多に出来ない。
だからこんなふうに、お昼を一緒に取れなかったり
帰りがバラバラなのは当たり前。
お財布を片手に外に出たのはいいものの、このままどうしようか悩んでいた。
コンビニでお弁当でも買ってこようか……
それともカフェ的なところに入って、一人で過ごそうか……。
ゆっくり歩きながら考えていると……
「唯ちゃん!」
「?……あ、戸村さん…」
少し駆け足で走ってきた、戸村さんがいた。