この恋を叶えてはいけない
神様のイタズラに、ほとほと嫌気がさす。
どうしてめったに参加することのない合コンで
一番顔を合わせたくない彼と鉢合わせてしまうのか……。
「じゃー、駿はそこに座ってー」
「おお」
言われるがままに歩いてくるのは、よりによってあたしの目の前。
いまだに駿があたしの存在に気づくことはない。
そりゃそうでしょ。
まさかのまさか、こんなところで会うなんて思ってないんだし。
ようやく前の席まで来て、改めて自己紹介をしようと思ったのか
少しだけ表情を軽くさせて顔を上げた。
その瞬間、
「……」
明らかに、駿の顔が固まった。