この恋を叶えてはいけない
こんなの社交辞令。
イエス、と返事はするけど、行く行かないはまた別の話。
いや…
でもここは実際に行ったほうがいいんじゃないだろうか。
新しい恋をするためには、デートをすることも大事。
もしかしたら、これから好きになるかもしれないし……。
そんなふうに、頭の中でモヤモヤ考えていたら
視界に見慣れない携帯がうつった。
「じゃあ、連絡先交換しよ!」
「あ……」
さすが、グイグイくる三沢……。
すかさず、連絡先交換か。
ここまで来て断るわけにもいかず、心の中でため息をつくと、鞄に手をかけた。
その時、
ガシャン……
「おわっ!!」
「きゃっ……」
テーブルの上にあったグラスが倒れた。