この恋を叶えてはいけない
「んー……なんだろうね……。
ほっとけないやつ?」
「えー、何それ。
あたしはほっとけそうな子ですか?」
「自分からグイグイいける子は、ほっといても大丈夫なんじゃない?」
「……」
うわー。悲惨。
にこやかに、拒絶の言葉。
駿って、なんだかすごい怖いんだけど……。
ジントニックに口づけながら、駿の対応に引いていた。
結局あたしも駿も、自分から合コンのノリに進んでいくタイプじゃないせいか、席を移動することはなくて、ずっと隣にいる。
お互いの周りは、ちょろちょろ人が変わったけど、なんとなくさらりと交わしてしまって……。
せっかく出逢いを求めて来たはずなのに
右に座る駿ばかりを意識して、何も集中出来なかった。
あたしって、相当末期かも……。