君と僕等を、繋ぐ線。










「・・・・・・・・・・・・この、秋さんって人と桜沢悠斗って、本当に付き合っていたのかな」







菊池から受け取った資料をパラパラ捲りながら尋ねる。








「オレ、秋の葬式にも行ったんだけどさ、桜沢悠斗の姿は押さえられなかったんだよね。 会場、裏口が複数あったし、桜沢悠斗ってその頃人気ヤバかったじゃん。 もしいたとしても、桜沢悠斗の関係者がしっかりガードしただろうし。 とりあえず、秋と桜沢悠斗の繋がりを証明するものは何一つ見つけられなかった」







「・・・・・・・・・・・・・桜沢悠斗との繋がりがないんじゃ、この資料もらっても使い道ないんですけど」







新人だった菊池がしゃかりきに掻き集めた秋の資料は結構膨大な量だった。 とりあえず、引き出しの奥の方で眠ってもらう事に。







「そー言うなよ。 そこにない資料はパソコンのオマエのファイルに入れといてやったからさ」







彼の資料はまだまだあるらしい。







なんだかんだ、彼はシゴト熱心なのだ。







だがしかし申し訳ないが、彼がパソコンに入れた資料はゴミ箱行きになるだろう。
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