小宮の隣・俺のモラル
素敵なレストランで食事して、綺麗な夜景みて、今雰囲気の良いホテルに居る。
なのに…さっきのことが頭でグルグル回っている。
「由希くん♪お誕生日おめでとう!」
彼女は、プレゼントを渡してきた。
「ありがとう!…開けていいか?」
「うん♪開けてっ!」
箱の中にはネクタイとタイピンが入っていた。
「お!!嬉しい!ありがとな…?」
「仕事中に私を思い出してほしいなーって…思って選んでみました…。」
お礼の気持ちも込めて優しくキスをした。
「ん。由希くん…。」
その熱っぽい視線に流されるように、深いキスになっていく。
「由希くん…っ……。」
‘由希…。’
何で小宮が出てくるんだよ…。
小宮のキスと、彼女のキス…。
違うんだな…。
今、小宮もあいつとこんなことしてんのかな…?
昨日の後ろめたさと、彼女への義務感が手伝い、肌を重ねた。