小宮の隣・俺のモラル
翌日。
「本当に色々とありがとうな。プレゼントも大切にする。」
「私こそ…久しぶりに一緒に過ごせて嬉しかった!」
彼女と別れ昼過ぎに自宅へ戻った。
また明日から会社で小宮と顔を合わせるんだろうな。
「……気まずいだろ…。」
こないだ起きたことは、なかったことにしたい。
突然携帯が鳴った。
「うわ!!」
小宮からだ…。
恐る恐る電話にでる。
「…はい。」
『誕生日おめでとー!』
予想外の言葉に驚いてしまう。
「お、おう!ありがとな。」
『っつーことで、今から由希家行っていい?渡したい物あるんだ!』
「は?!今から??」
時計を見ると15時を過ぎていた。
小宮は、こないだのことなんか無かった様に話している。
気にしてんのは俺だけかよ…。
『ダメ?もしかして、まだ彼女と一緒?』
「ちげーよ。いない。お前こそ、友達と一緒じゃないのかよ…。」
『俺は1人だよ!んじゃ今から行くから!20分後くらいに着くから!んじゃ!』
はぁ…。また、小宮のペースに乗せられてる。
でも、不思議と嫌じゃないんだよな…。